お疲れ様です!
どらけー(@dra-k-blog)です。

僕は夜勤専従で働く介護福祉士です!
国家資格の介護福祉士を取得しており、
5施設以上の介護現場を経験しました。
今回はグループホームの夜勤が楽に働ける理由について記事を書きたいと思います。
- グループホームの夜勤について知りたい方
- なぜグループホーム夜勤が楽なのか知りたい方
上記の方向けの記事です。
実際の体験談をもとに記事を書いているので、参考になれば幸いです。
それでは本編スタート♪
グループホームとは

グループホームとは「認知症対応型共同生活介護」が正式名称であり、
認知症の方が共同生活をおくるための少人数制の介護施設です。
要支援2以上の認知症高齢者を対象にしており、専門スタッフの支援を受けて家事などを役割分担しながら共同生活を行います。
夜勤の介護士目線でグループホームの特徴を簡単にまとめると、
- 入居者は全員に認知症を患っている
- 要介護度は低い方が多い
- 1ユニット最大9人の利用者を対応する
- 明け方に簡単な朝食を準備する
※グループホームには1人暮らしを行うことができるサテライト型住居も存在しますが、数が少ないため除外します。
グループホーム夜勤が楽な理由

グループホームの夜勤は、
他の施設形態と比べると楽な可能性が高いです。
その理由は、
- 対応利用者の数が少ない
- 自立した方が多く、介助量が少ない
- 急変対応が少ない
グループホームでは「利用者9人に対し職員1人以上配置」
と厚生労働省で決まっています。
夜間帯はワンオペで1ユニットで最大9人の利用者の対応をします。
利用者の容態によっては業務量が増えて、辛さを感じる場面もあるかと思いますが、
他の施設と比べてみて利用者の対応人数が少ない=仕事量が少ないことは間違いないと言えるでしょう。

特別養護老人ホームなら2ユニットの20人、
大型の有料老人ホームだとフロアによっては30人以上を
夜勤ワンオペで対応する施設も存在します。
また共同生活が基本となるグループホームではある程度自立した人を入居対象としています。
そのため介護士の夜間の対応は歩行の付き添いや排泄を少し手伝うことがほとんどで、
排泄・就寝・起床介助で全介助が必要な方が少ないケースがほとんどです。
介助量は利用者によるでしょうが、利用者9人を全介助するということは、まずありません。

グループホームには自分で歩ける高齢者が多いから
施設に車いすの数が少ないのが特徴じゃ~
ちなみにグループホーム未経験の方は朝食を作ることに抵抗がある方もいるでしょう。
施設の朝食は質素なもので汁物を作ったり、米を炊いて、パックに入ったものを皿に盛りつける位なので、
包丁を使えるレベルで全く問題ないです。
グループホーム夜勤のデメリット
僕の主観になりますが、グループホーム夜勤での大きなデメリットは
- ワンオペのため仮眠できない
- 転倒リスクが高い方の多動
- 直雇用の社員、パートは給料が低い傾向
休憩時間は労働契約で1,2時間と決まっていても休憩時間が取れる時間は決まっていません。
利用者が夜間眠ってくれれば休憩は取れますし、何なら仮眠してもいいです。
ただし夜間不穏な方や、歩行困難だが多動な利用者がいた場合、
まとまった休憩が取れない場合があります。

休憩時間は取れる時にとってね~
でも利用者を転倒させないでね~
グループホームでは利用者全員が認知症を患っており、
利用者の対応が困難な場合、精神的疲労がたまります。
<対応が困る利用者の例>
- トイレの帰りに自分の部屋に戻れず、隣の部屋に入ろうとする方
- 転倒リスクが高く、夜間不眠でベッドから何度も降りる方
- 夜間多動でじっとしていられない方
上記は実際に僕が勤めていたグループホームにいた方です。
認知症の対応には時間がとられます。
利用者に何度も同じことを伝える必要があったり、
不穏な利用者をフロアに連れて手引き歩行で運動したり、見守りが必要になります。
勤務中は業務から離れる明確な休憩時間がないため、神経をすり減らします。
また利用者の人数が少なく要介護度が低いため、介護報酬が少なく、
労働者への給料が他の施設形態比べて低い傾向があります。

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結論

グループホームの夜勤が楽かは利用者さんの次第です。
認知症の利用者と接するので大変だという意見もありますが、
高齢化社会の現在、認知症を患った利用者がいない施設はないです。
介護士で働くうえで認知症の方と接するスキルは絶対必要になります。

僕の経験上では、
特養、老健、有料と比べるとグループホームの夜勤は、
メリット・デメリットをトータルでみて圧倒的にラクでした。
↑(あくまであくまでも僕の主観なのでいち参考にしていただければ幸いです。)
最大でも1フロア9人という対応する利用者の数の少なさが業務量の少ない一番の要因になります。
ただし、すべてグループホームが楽ではありません。
重度の認知症を患っていたり、暴言暴力のある利用者を黙認して受け入れている事業所もあるようで、
そのような事業所は楽とは言えず、介護職として働きたくないのが本音でしょう。
グループホームに限らず夜勤そのものにメリット・デメリットもあるのでこちらを参考にしてください。
最後に

グループホームは利用者が少なくアットホームを感じることができる施設で、施設介護の中でも雰囲気が少し違います。
僕は派遣社員として実際にグループホームで働いていました。
派遣介護士に関しては後程ブログにまとめたいと思います。
何度も言いますが、
「利用者の対応人数が少ない=仕事量が少ない」
上記はグループホームで働いて痛感したことです。
グループホームは肉体的負担が少ないため高齢の職員でも働きやすいです。
もしグループホームに転職をご検討の方は転職エージェントに必ず登録しておきましょう。
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最後に、僕はグループホームの仕事に就く際、2社のグループホームを面接を受けています。
1社目は古い一軒家で個人経営の小規模法人が運営元で面接してもらった管理者が高齢のおばあちゃんでした(笑)
2社目はグループホーム以外にも事業展開している大企業が運営元の施設で、きれいな外観・内装で制度が整っており、
運営元が違うだけでここまで印象が変わるのかと驚愕したのを覚えています。
グループホームは運営する法人の初期投資が少なくて済むため、大から小まで様々な事業所が存在します。
運営元の大小は労働者の働きやすさにも影響がでるので、重要なチェックポイントです。
以上、現役夜専介護士がなぜグループホーム夜勤が楽なのか解説しました。
参考にしてもらえると幸いです。
ブログを読んでいただき有難うございました。ブックマークしていただけると励みになります!
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